【研修目的】
医師としての人格を涵養し、将来の専門性に関わらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、
全ての医師に求められる幅広い基本的臨床能力を身につける。
【学習目標】
医療面接の3つの目的(役割)に沿った医療コミュニケーションスキルを身につける
1.信頼関係の確立:ラポールの形成、プライバシー保護、感情への対応
(患者・家族が、この病院、この医師に、継続的にかかりたいと思うような、
よりよい第一印象を与えることができる)
<獲得目標スキル>
挨拶、自己紹介、呼称、言葉遣い、視線、表情、位置関係、態度、服装、身体接触、環境、観察
2.問題の評価:病歴を知る、患者を知る、家族を知る、問題点を知る
(患者・家族の訴えを最後まできちんと聴いて対応することができる)
<獲得目標スキル>
あいづち、促し、繰り返し、開かれた質問、閉ざされた質問、解釈モデル、質問返し、ドアノブ
クエスチョン、沈黙、共感、反映、要約、明確化、正当化
3.動機づけ:情報提供、交渉と合意
(検査結果、治療方針について患者・家族が理解、納得、合意できるように説明することができる)
<獲得目標スキル>
患者・家族の感情への気づき、患者・家族および自らの物語りの理解、クロージング
|